30代の薄毛事情

手遅れになる前に!30代の薄毛対策

男性の30代というとまだまだパワー溢れるエネルギッシュな世代。体の衰えを感じることも少なく、「まだまだ老化とは無縁!」と思われている方も多いことでしょう。しかし、髪の毛に目を向けると「あれ?危なくない?」という男性がかなり増えますよね。自身でも、ふと鏡を見たとき、「何かが違う」と気付くことがあるのではないでしょうか。30代でも起こる薄毛は何が原因なのか、早速見ていきましょう。

30代薄毛発症率

男性のAGA(男性型脱毛症)の年齢別発症率の調査によると、

  • 男性型脱毛症(AGA)の年代別発症率

    20代・・・6%30代・・・12%40代・・・32%50代・・・44%

と報告されています。つまり8人に1人が発症していることになります。一般的には40代、50代から薄毛が進行しますが、30代でもAGAを発症する人も少なくありません。また、見た目には変化がなくても代謝機能や運動能力が落ちてくる年代なので、発毛サイクルにも影響してきます。薄毛の予防や進行を抑えるためにも、まずは、原因を知り、正しく対策していきましょう。

30代に起こりやすい
薄毛パターンとは?

  • M字ハゲ

    M字ハゲとは、額の生え際の部分がM字型に後退していくタイプの薄毛。AGAの典型的な症状とされています。「自分はM字ハゲなのでは?」と悩んでいる方は、自分の頭頂部から生え際までの距離がどれくらいあるのかを見てみましょう。2cm未満であれば、M字ハゲの可能性があります。

    このタイプの薄毛はM字に剃り込みが入ったように進行し、悪化すると産毛なども抜けていきます。段々とおでこが広くなるため、最初は髪型でごまかせていても、最終的には隠すことも難しくなるでしょう。

    少しM字に後退している程度なら見た目には問題ありません。しかし、家族に薄毛の方がいる場合や、抜け毛などの薄毛に関する悩みがある方はさらに進行する可能性が高いので、先々のことを考えて早めに対策を行うことをおすすめします。

  • O字ハゲ

    O字ハゲとは、頭頂部から髪がなくなっていくタイプの薄毛です。頭のてっぺんが丸くハゲてしまうことからこの名称がついています。M字のように徐々に進行していきますが、ほかの症状に比べて目立つ部分であるために、初期段階でコンプレックスに感じてしまう方も多いでしょう。O字ハゲが進行してくると、全体的に髪のボリュームがなくなり、抜け毛が多くなります。

    また、頭頂部にかゆみを感じることも特徴のひとつ。これは、薄毛の原因となるジヒドロテストステロンによって皮脂が過剰分泌し、頭皮に雑菌が増えてしまうためです。ちなみにO字ハゲは頭頂部のみが進行していくことが多く、ほかの部分が同時に薄くなっていくことはないと言われています。O字ハゲは見た目の変化が大きいので、初期段階でも気づいたらすぐに対策を練ることが大切です。

  • U字ハゲ

    M字ハゲ、O字ハゲと並んで日本人に多いのが、U字型のハゲです。U字ハゲは主に二つの症状があります。一つ目はM字型と同じく生え際から後退していくタイプ。後退するのは真ん中の部分だけであり、後頭部や側面の髪は残ったままです。もう一つは、M字ハゲとO字ハゲが一緒になってしまうタイプです。

    U字ハゲは、気づいたときにはかなり症状が進んでいるというケースが多いため要注意。特にM字とO字が一緒になってしまったパターンは初期段階で気づきにくいと言われています。そのうえ同時にハゲていくために進行速度は速いです。できるだけ早く気づくことが望ましいですが、進行してからでも対策方法はあるため、クリニックなどを受診するようにしましょう。

30代薄毛原因

30代の薄毛の原因には以下のような原因が考えれられます。

  • AGA

    AGAは男性型脱毛症とも呼ばれていて、30~40代から起こりはじめるのが一般的です[注1]。主に二つに分けることができ、20~30代の間に起こるタイプを若年性脱毛症、50代前後で起こるタイプを壮年期脱毛症と呼びます。AGAの原因はひとつではないため、改善するには自分の生活習慣をきちんと見直すことが大切です。また、年齢が若いほど原因は複雑なケースが多いと言われています。

  • 食生活の乱れ

    30代の薄毛にはさまざまな原因がありますが、食生活の乱れも大きく影響すると言われています。忙しくて簡易的な食事や外食ばかりで済ませている方は、髪や頭皮に必要な栄養が不足しているかもしれません。三食きちんとバランスの良い食事をとれるのが理想です。

  • ストレス

    多少のストレスは問題ありませんが、仕事や人間関係で頻繁にストレスを感じているような状態は、髪にとっても良くありません。ストレスが溜まることで、血の巡りの悪化、食欲不振、睡眠障害など、薄毛の原因を多く作り出してしまうからです。また、ストレスを解消するにも多くの栄養やエネルギーを必要とします。このときに使われる栄養やエネルギーは、本来髪に送るはずだった栄養です。大きすぎるストレスを受け続けると、髪に必要なエネルギーが届かなくなってしまうでしょう。

  • 不規則な生活

    不規則な生活は血管の収縮や自律神経の不調といった悪影響を及ぼすことがあり、これにより体内の血流の流れが悪くなり、頭皮のコンディションも悪化してしまいます。

  • 睡眠不足

    睡眠不足ということは、体の休息時間やダメージの修復時間が減っているということです。髪や頭皮のダメージを修復し、必要なエネルギーを供給する時間が不足するため、薄毛を招きやすくなるでしょう。また、睡眠不足によってストレスを抱えやすくなり、そのストレスが薄毛の原因になることもあります。ストレスを溜めこんでさらに薄毛を加速させないためにも、十分な睡眠時間をとるように心がけましょう。

  • 飲酒

    アルコールの過剰摂取も薄毛の原因のひとつです。アルコールを分解するためには多くのたんぱく質が必要ですが、たんぱく質は髪を作る主成分。分解に使われてしまうことで、本来髪に必要な量が不足してしまうのです。

  • 喫煙

    喫煙は血管を収縮させ、血流を悪化させるおそれがあります。体だけでなく頭皮の代謝も悪くなってしまうため、頭皮に栄養が届かず、髪が元気に育ちません。それにより薄毛を引き起こすことがあるのです。また、髪を育てるにはビタミンやミネラルが必要ですが、これらは喫煙によって消費されてしまいます。できれば禁煙するのが望ましいですが、生活習慣を変えるのは難しいという方は外来禁煙などを頼ってみても良いでしょう。

  • 頭皮環境の悪化

    外からの刺激でも、頭皮は影響を受けます。暑い時期と寒い時期で適切なケアが異なるため、季節ごとに注意が必要です。夏の場合、汗をたくさんかいたり、皮脂が増えたりするほか、紫外線からのダメージも無視できません。反対に、冬の時期は乾燥に注意しなければなりません。たとえば、冬で乾燥しているのにも関わらず洗浄力が強いシャンプーを使っていると、必要な皮脂もなくなってしまい、乾燥が悪化することがあります。

このように、原因はさまざまありますが、基本的には生活習慣の乱れが影響していると考えられます。特に、体の機能は衰え始めているにも関わらず、10代や20代と同じような生活を送っている人は要注意。暴飲暴食、オールで飲み明かすなど、エネルギッシュな人ほど薄毛を引き起こしやすいのです。また、「30代で薄毛の心配なんてまだ早い」と呑気に構えている人も非常に多く、気付いたら薄毛が進行していた…というパターンに陥りがちです。

30代薄毛対策

では、40代、50代になっても毛髪を維持するにはどうすれば良いのでしょうか。30代の方にぜひ始めていただきたい対策法を見ていきましょう。

  • 十分な睡眠

    薄毛対策をするなら、まずは自分の睡眠の質を見直しましょう。どんなに忙しい人でも、できれば6時間以上の睡眠時間を確保するようにしてください。また、ただ眠れば良いわけではなく、良質な睡眠を追求することが髪に良い影響を与えます。

    たとえば、雑音が入らないように耳栓をしたり、アイマスクを使ったりしてもかまいません。また、睡眠サイクルを意識するのも良いでしょう。90分のサイクルを意識して眠ることで熟睡しやすくなります。

  • 食生活の見直し

    家庭で毎食、食事がとれるなら安心ですが、平日はそうもいきませんよね。でも、塩分や油分、食品添加物の多い外食を食べ続けていると発毛にも悪影響を及ぼします。

    ラーメン、ファーストフード、揚げ物、コンビニ弁当などの頻度を落とすなどして、体に刺激を与えないものをとるように心がけましょう。納豆、豆腐、牡蠣、煮干し、ゴマなどはジヒドロテストステロンの分泌を抑える効果が期待できるのでおすすめです。

  • ストレス解消

    ストレスは、溜めこむことで血流が悪くなったり、食欲不振や睡眠不足を引き起こしたりと、体や髪に悪影響を及ぼします。そのため、ストレスを適度に解消することが薄毛の予防・対策には必要です。

    ウォーキングやランニングなどの有酸素運動を取り入れる、自分の趣味に没頭してリフレッシュするなど、ストレスを発散できる時間を作りましょう。職場や家庭など、環境そのものにストレスの原因がある場合はなかなかすべて解消することは難しいかもしれませんが、適度に発散することで、薄毛を防ぎ、血流を良くすることができます。

  • 禁煙

    薄毛対策としても、健康対策としても、喫煙は控えたほうが良いものです。ただし、ほかの生活習慣の改善とは違い、タバコには依存性があるため、禁煙に失敗してしまったという方も多いのではないでしょうか。タバコの本数を減らしても完全な禁煙につながることは少なく、再びもとに戻ってしまうケースが多いため、減煙するくらいなら禁煙に挑戦することをおすすめします。

    自分一人ではあきらめてしまうという方は、禁煙外来を頼る、他人に宣言して禁煙するなど、周りの力を借りるようにしましょう。

  • 過度な飲酒

    アルコールの過剰摂取は、薄毛の原因になるほか、脱水症状や睡眠障害になるなどのリスクもあります。アルコールの摂取自体に問題があるわけではありませんが、飲酒は適切な分量に留めておくようにしましょう。

  • 頭皮ケア

    夏の時期は、皮脂や汗で頭皮環境が悪化しています。とはいえ洗いすぎると頭皮にさらにダメージを与えてしまうので、38~40℃ほどのシャワーでやさしく、少し長めの時間で洗い流すようにしましょう。

    逆に冬の場合は乾燥しやすいので、熱い湯ではなく、36~39℃のぬるま湯で洗い流すのがおすすめです。夏と冬では頭皮の皮脂量やダメージも異なるため、季節に合わせた適切なケアを心がけましょう。

■この記事をつくるのに参考にしたサイト・文献・脚注

  • [注1]湘南美容外科:薄毛の種類 https://www.rs-clinic.com/menu/aga_kind.html(2017年12月25日)

めにプロ診断
けることをオススメします

自分の症状に合った治療法を受ける

上記で薄毛の対策法をご紹介しましたが、確実なのは薄毛治療のプロである専門医に診断してもらい、自分に合った治療法を提案してもらうことです。本格的に対策したい方は、医師の診断を受けることをおすすめします。

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